最近のiPhone液晶フロントパネルのガラス割れ買取価格からの考察

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一時期からいきなり液晶のガラス割れフロントパネルの買取額が下がったり、今まで取引があった業者が買取を辞めることになったり、ガラス割れの買取額が一定しなくなったりしてないでしょうか?弊社では月間で相当枚数買取して再生もしくは中国へ輸出販売していたのですが、突然買取できない枚数とBランクの枚数が増えて大きく赤字になってしまった時がありました。ガラス割れが到着して検品→検品明細、支払明細書送付→お客様からOK連絡来る→振込と短いスパンですぐにお支払していて支払後液晶を中国へ輸出という流れなので現金化するまでにタイムラグが生じており、中国へ送ったらいきなり厳しい検品結果が送られてきて、今までほとんどAランクの買取での買取だったのが、Bランクの割合が半分を超えており「おい!どういうことやねん!」となりました。。

 

>液晶買取のランク判定基準例

 

弊社で買取させていたく場合は全てAランクか廃棄パネルで検品判定出して買取→中国へ輸出販売する場合は大分前からAランク、Bランクなど買取金額が分けられて買取はされていたのですが、Bランクの割合が1割程度で、輸送中に壊れるものの割合を計算に入れて国内での買取価格設定を行っていました。(その他1枚あたりの輸送コストなど諸々あります。)

 

>現在の液晶買取価格一覧

 

 

これをご覧になられている方なら御存知の通り、iPhoneのパーツの販売や買取を行っている会社数も非常に多くなりレッドオーシャン(血みどろの戦い)状態なので当然価格設定もシビアになってきます。(まず一番最初に見られるのが価格なので。。)1枚当りの利益があまりなかった分、数十枚Bランク判定されるだけで真っ赤になってしまいました。。><おまけに検品の基準の確認、ランク別の価格設定、検品方法の改善、検品スタッフへの知識共有などやること盛りだくさんで作業数と時間のかかり方が今までよりエグくなり、なおかつ中国へ輸出してもそこから今まで安定して取引していた買取業者が買取できないと言い出したり。。

と愚痴っぽくなってしまいましたが、今冷静に振り返るとある程度予測はできた事象かなと思いました。今の時代どの商売においても常に変化に晒されています。ただその変化に対応していくことが大事で、その変化にも絶対原因はあるはずなのである程度予測を立てて事前準備をして不測の事態に備えていきたいですね。ということで振り返りを含めて現況を整理してたいと思います。

 

再生よりコピーの需要増→修理価格相場下落

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パーツの卸よりレッドオーシャンになってきているのが修理店です。最近では大手企業も数社参入してきていたり今後もまださらなる参入=店舗増が恐らく続き、パーツだけに限らず全てにおいての金額感はシビアになると思われます。価格を下げることに対して各店舗・各会社ごとそれぞれそれなりに意図があり、低価格帯を求めるユーザー層が一定数存在しているため、基本的に+αの付加価値をつけて単価を保つor上げるというやり方は、価値の創造、伝えることが難しいため、市場原理として競合数が増加に伴い市場価格が下降するインセンティブが働きます。当然毎日出ていくパーツ=原価を下げるというインセンティブが働きます。

 

 

・相見積もりされて他に顧客が流れるからとりあえず近隣店舗に合わせた価格にする

・体力のある会社は修理価格を下げて競合他社を市場から追い出すため客数を薄利にしてとりあえず増やす

・パーツ原価を抑える→出荷数量の多い液晶価格を下げる→純正液晶メインからコピー液晶に仕入を切り替え

 

というような流れですかね。

1社値下げするとどこもかしこも「業界最安値」を謳いドミノ倒しのように全体に価格相場が崩れていきます。値下げ=客数増となればいいのですが、ほぼネット集客なのでそこまで顕著に客数が伸びた事例はあまりないですけどね。。(すでに客数の多い店舗が値下げすることによって取り逃しが少なくなって受注件数増に繋がった事例は少ないですがあります)

 

コピーパネルに需要が集中してからの変化

純正<コピーになると、単純にガラス割れ液晶の買取価格下落→再生液晶価格下落となりそうですが実際はそう単純ではなくけっこう複雑になっています。

 

ガラス割れ買取基準細分化→今まで通りの価格の再生と安い価格の再生液晶が流通し始めました。この時の変化でガラス割れ買取自体を停止する業者も非常に増えました。(弊社も売却金額が安すぎて売るのに躊躇して在庫過多になり一旦買取停止しました。)Bランクで買取された液晶はドット抜けや色の変色があるまま再生されます。当然Aランクのものより価格は安くなり、安い価格の再生液晶が生産されます。安い再生液晶の需要は下記のような相手に売られるか売り出されます。

 

・とにかく安さを求める買い手

・価格交渉をしてくる買い手(AランクのものにBを混ぜるもしくはBを売る)

・再生液晶販売価格値下げしました!と周知して売られる

 

弊社で仕入した際でも、ある時の一部のロットがやたらとゴミの混入があったり、ドット抜けがあるパネルが多いときがございました。(ここでいう安い再生が混ぜられていたのだと思われます)しかも不良返品対応不可の場合もありましたが、※もし弊社から仕入れた商品で不具合がございましたら送料弊社負担で返品対応しておりますのでお手数おかけしますが返送のほど宜しくお願い致します。

 

>返品・保証規定

 

市場の全体感として仕入相場は下がった

 

ガラス割れ・液晶の価格が下がると結果的にトータルでの原価率は下がります。

■買取基準の細分化により全体の買取金額減

■買取金額安いものが多いため売られる再生液晶金額の全体感減

■修理店の原価率は減

 

新機種発売後の液晶は非常に高額で現在のiPhone7なんかでも1枚30,000円ほどします。大体1年くらいかけて金額が下がってくのですが2年ほど経ってiPhone6の価格も安定してきたかなと思ったらコピーが出て、再生も安いものが出てと修理価格の安さを求めるユーザー→修理業者→卸業者→中国業者へと要望が伝達していき、さらに安く出すにはと考えたらぱっと見ではわからない実際は価値の低いものを混ぜて原価を下げて帳尻を合わせられます。

 

弊社がフィルターとなって適切な品質・価格を見極めサービスとして商品をご提供いたします!

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とまぁ液晶の買取・仕入で考えることが次から次へと山のように発生してきてます。気づきずらいことが多いのですが、パーツの仕入を見ているとこのような流れや変化が常にあり、アンテナを張っておける仕組みが必要になってきます。国内で生産販売されているものや業者様についてはこのようなことがあまりないと思いますが、コピーと再生の見分けもついていなくて中国から仕入をしていて騙されている業者様にもお会いすることはけっこうあります。中国から直接取引すると安く物は仕入られますが、「安定的に仕入できていたがいきなり不良品ばかりが届いた」「パネルの見分けができていなく再生とコピーの違いがわからない」「返品したいけど中国にEMSなどで送って到着後返品対応なので時間がかかりすぎて手間だ」などの問題が発生してきます。仕入を下げることに時間を割かれても相当な受注件数がない限り時間・労力対効果は合わないはずです。弊社でも修理店を複数店舗運営しておりますので修理屋さんのお気持ちに沿った形での対応をさせていただきます。継続して信頼関係を築いていけるよう尽力いたしますので何卒宜しくお願い致します。

 

※フロントパネル・バッテリー・iPhoneパーツのご注文に関しては、こちらをご確認ください。

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