【液晶パネルの見分け方】iPhone6sの純正とコピー(互換)を分解比較してみました

物には一見同じ様に見えるものでも実はまったくの別物が存在します。これは今の世の中当たり前になっている“コピー(互換)商品”などのことを指します。それは私達が普段から使用している液晶パネルにも起こりえていることなのです。そこで今回はiPhone6sに使用されている液晶フロントパネルの違いについてご紹介したいと思います。

 

大まかな液晶の種類

まずiPhoneの液晶フロントパネルには“純正品”、“再生品”、“組み立て品”、“コピー(互換)品”と呼ばれる大きな4つのくくりがあり、左から順番に品質の良い順となっております。

 

液晶種類と品質の違いについて

 

 

修理の際に使用するパーツにおいて純正品は入手自体がほぼ不可能に近いので、上記の中から一番品質の良い“再生パネル”と一番安価ですが品質のグレードが一番低い“コピーパネル”を比較したいと思います。再生パネルと言うのはガラスの割れてしまった純正パネルなどを再加工し、再度新品として使用することの出来る状態にしたパネルとなります。なので、ガラス以外が純正品であり、基本的には純正と同じ質感であるといってもいいでしょう。次にコピーパネルですが、こちらはパネルを製造している会社ごとに異なるオリジナルパーツで製作されており、純正パーツを一切使用しておらず機種ごとに互換性をもたせたパネルとなります。互換パネルということもあり会社ごとに品質のバラつきがかなり見られる為、仕入をする際などは確認をしないと痛い目にあう事も少なくはありません。またコピーと再生では単価が倍くらい違い、品質ランクを見極められない場合再生を依頼してコピーが納品されて気づかず、、ということもございます。

 

今現在iPhoneのコピーパネルの中で最も流通量が多いのが“天馬微電子”と言う中国の中小型液晶パネルメーカーが製作しているパネルとなり、弊社で仕入れている互換パネルもこちらのパネルとなります。天馬はコピーパネル業界の中ではかなり品質が良いほうであり物も比較的安定しているとされております。

 

では早速上記でご紹介をした再生パネル、互換パネルの違いや見分けかたをわかりやすく画像付きでご説明したいと思います。

正面からの比較画像(左がコピー右が再生パネル)

 

パネルをiPhoneに取り付けて、液晶を表示していない状態でしたら正面から見分けることはできません。

 

背面画像比較(左がコピー右が再生パネル)

 

裏面を見ていただければ一目瞭然ですね。6sに関しては5や6よりもわかりやすいと思います。コネクタを見ていただければ分かるとおり色も違えば模様もチップのサイズも違いますのでとても判断がしやすいです。

 

純正コネクタ付近拡大画像

 

チップ下のコネクタの色が深緑?の様な色で真ん中に黄色のバーコード型の線が綺麗に入っております。また純正のコネクタは非常に軟らかいので手触りでも判断が出来ると思います。

 

コピーコネクタ付近拡大画像

 

こちらはチップ下のコネクタの色がオレンジ色っぽくなっており、バーコード部分も比べやや荒めな作りとなっております。また、画像だと分かり難いかもしれませんが、チップの大きさも少々大きくなっております。そしてコネクタ自体も純正に比べ硬くなっております。

 

ホームボタンのコネクタ裏側(左が再生右がコピーパネル)

 

これも見ていただければ分ると思いますがコネクタの色が違いますね。先ほど同様深緑のコネクタが純正コネクタでオレンジ色がコピーのコネクタとなります。

 

ホームボタンケーブル&感圧センサー、バックライトの反射フィルムを外した(左が再生右がコピーパネル)

 

鏡に早変わりですね(笑)このままですと殆ど違いがわかりませんので少し拡大してみましょう。

 

 

分りづらいかもしれませんが、上がコピーで下が再生です。液晶上部やコネクタの付け根辺りを見ていただけると液晶自体の構造が全く別物であることがわかります。会社ごとの技術の結晶です。再生(純正液晶)の方がややメカメカしい感じがしてかっこいいですね。

 

LEDの配線比較(左がコピー右が再生)

 

こちらがLEDの配線となりますがコピーと純正のコネクタでは配線の本数が異なります。コピーが3本の純正が4本です。コピーに関してですが、6の純正パネルのLED配線が3本だったので同じLEDを流用している可能性もありますね。あまり気にならないかと思いますが、LEDの付き方もコピーと純正では逆になります。

 

先ほど取り外したホームボタンケーブル&感圧センサーを見てみましょう。

 

ホームボタンケーブル&感圧センサー(左がコピー右が再生)

 

ぱっと見はソーラーパネル。。。(笑)こちらも左側のオレンジ色がコピーで右が再生(純正)となります。おそらく圧のかかる場所に対応したブロックが反応をして3D touch機能が働くのでしょう。6sになってから裏に硬いプレートが付いた理由はこの感圧の機能の為だと思われます。6以前のペラペラなシートだとどこが押されたのか正確にわかりませんからね。物理パーツの違いはこのくらいでしょうか。

 

液晶フロントパネル再生とコピー比較しての所感

 

 

ではここで一番重要な液晶の移り方やタッチ感度について、私の意見を書かせていただきます。

 

画像だと殆ど伝わらないかもしれませんが、上が再生パネルで下がコピーパネルです。どの機種においても言えることなのですが、一番の違いは色合いだと思います。純正の方が暖かみのある色であり、発色が鮮やかに感じられます。逆にコピーパネルの場合色合いが青色っぽく見え、全体的にやや暗めに見えてしまう特徴がある気がします。解像度に関してはハッキリ言えば純正の方が良いと思いますが、気にしなければ問題ないかな?という感じがします。タッチ感度に関しては正常な物であれば体感殆ど変わりありません。これは3D touchに関しても言えます。以上のことを踏まえた上での私的な見解ですが、見る人がみれば表示上だけで純正とコピーの見分けがすぐにつくと思われます。ですが見慣れていない人などはそもそもあまり気にならないと思われますので、表示等の問題でコピーを使われていない方はそこまで心配しなくてもよいのではないかと個人的には思います。こちらの記事を読んで仕入の際の参考にしていただければと思います。