iPadmini2を分解〜簡単な修理手順の解説

今日iPhoneの修理屋が増え続けている中、iPadの修理を行っている修理屋さんが意外と少ないのはご存知でしょうか。そこで本コラムでは簡単な基本的な分解手順と簡単な解説を含めて画像付きでご説明したいと思います。

 

ご存知の通りiPadにも複数の種類があり、分解方法や構造も機種によって異なります。その中から今回はiPad mini2を使用して解説していきます。

まずiPhoneと違いネジもないし何処からバラスの…と思うかもしれませんが、iPadは基本的にフロントパネル裏側のベゼル(縁)部分に強力な粘着テープが付いており、それをドライヤー等で暖めながら粘着を弱め剥がしていくといった工程が一番初めにきます。

 

 

この様な感じで開くことが出来ます。ちなみにmini系の場合iPad mini4よりも前の機種はiPhoneとはフロントパネルの構造が異なり、表面のガラス(デジタイザ)と中の液晶が別パーツとなっております。

 

その為、デジタイザ修理と液晶修理を別修理として承るのですが、その際に先ほどの開ける工程にて、どちらの修理を行うにしても生きている方のパーツを割ってしまわぬ様に気をつけながら修理をしないと痛い目にあいます。これは生きているパーツはそのまま流用する為です。どちらにしても注意することには変わりはないのですが、個人的にはデジタイザ修理の方が気を使います。

 

理由としては、たとえ液晶を割らずに開けることが出来たとしても、液晶に指紋や傷をつけてしまうとそれを消すことが出来ないからです。デジタイザがバリバリに割れてしまっている物などは気をつけてあけていても粉上の破片が液晶に付着し、傷がついてしまうことが多いので不可抗力な部分もあります。後は失敗してしまった際、単純に液晶の方が原価自体高いと言うこともありますね…(笑)

 

 

さて、こちらは先ほどの画像から液晶を浮かせた状態になります。パッと見そんなに重要ではない様に見えますが、デジタイザ修理においてはこの工程を甘く見ると液晶を割ってしまいます。と言うより慣れていない場合、この工程で液晶を割ってしまうことが一番多いと思います。液晶下部についているテープを剥がし、液晶裏面にも粘着テープが付いているのですがそちらも厚みのないヘラなどを差込みながら片側ずつ剥がしていく流れとなります。中々文章で書いてもわかりにくいと思いますが、イメージ的にその様な感じになります。

 

 

 

 

シルバープレートを外しました。ここは左右のネジを外すだけで簡単に外れます。ここまででようやく基盤が見えましたね。上記の画像ですが実はシルバープレートを外した後にある工程を1つ飛ばしてしまいました。本来プレートを外した際に画像右下のコネクタ部分にもう一枚小さなプレートがネジ止めされています。ですがその工程もネジを外すだけなので省略させていただきました。この後はデジタイザと液晶のコネクタを外し、新品のパーツに付け替えて元に戻すという流れになります。

 

 

 

液晶のコネクタを外す際の注意点として、電源を切ってからコネクタを外さないと最悪の場合液晶のバックライトが飛んでしまいます。なので、液晶のコネクタを外す際は必ず電源を切ってからの作業を推奨とさせていただきます。ここまでの流れが分れば、デジタイザ交換と液晶交換は出来ると思います。ですが、頭で理解していてもいざ作業をするとやはり感覚の問題になってしまうので最初に分解する際は経験者にそばについていただくのが良いと思います。正直iPhoneの修理より神経を使わなければすぐに大きなミスに繋がってしまうので慣れるまではデモ機などで練習していただければと思います。

 

 

弊社にて研修を行っておりますので、もっと詳しく知りたい!と言った方々にはスタッフがマンツーマンにてじっくりと講習を行いますので、気になる方は是非お気軽にお問い合わせ下さい。