iPad Pro 9.7Inch 分解とフレーム矯正

 

 

 

こちらはiPad Pro 9.7inch のフロントパネルアセンブリを取り外した状態のものです。

 

元々は画面割れで修理のご依頼を承ったものですが、落とされた衝撃で本体フレームの左下部分が大きく曲がってしまっています。

 

 

 

 

 

 

 

こういった場合はこのままでは新しいパネルが装着できないため、内部パーツを取り外した上でフレームの形状を矯正する必要があります。

 

本体左下にあるパーツを順次取り外していきます。
まずはアンテナケーブルを固定しているネジを外します。
黒色のプレート状のものがアンテナケーブルで、iPadを開腹するときに誤って破損させてしまうと電波通信が出来なくなってしまう恐れがあるので、慎重に作業します。

 

ケーブルのほうはテープで留められているだけなので、素手でゆっくりと剥がします。

 

アンテナケーブルを本体真ん中あたりまで剥がしたら、次はラウドスピーカーです。こちらもネジ止めされているので、まずネジを外してしまいます。

 

iPad Proの基盤は本体右側に取り付けられていますが、ラウドスピーカーを接続するためにドックコネクタの上部まで基盤が伸びています。保護テープを剥がすとお馴染みのラッチが出てくるので、左側を外します。

 

そして最後に、ラウドスピーカー自体を固定しているテープに取り掛かります。この黒いテープですが、触った感じの強度は布製のガムテープの様な質感でかなり頑丈そうに見えるのですが、裏面は薄い金属箔になっていて、一度剥がすとかなり形が崩れてしまいます。

 

今回は部品交換をするわけではないので、ラウドスピーカーとの境目部分に沿ってテープを切って対応しました。

 

 

内部のパーツが全て取り外し、フレームを矯正しました。傷がつかないようにゆっくり力をかけて曲げ直す、叩いて伸ばす、削って整える等々、様々な手段を状況に応じて使い分けていきます。以前の写真より平らになってきているのが分かるでしょうか?

 

表側から見た状態です。左下部分をかなり削っていますが、内部パーツやネジは全て元通り収まっています。

 

後は新品の液晶パネルを取り付け、圧着すれば完成です。この液晶パネル(またはデジタイザ)がしっかり圧着出来るところまで強制をするのが大変なのですが、無事に修理が完了しました。