iOS11.3のトラブルにつきまして

 

◯iOS11.3更新と不具合のまとめ

3月末に公開されたiOS11.3ですが、新しく追加された「バッテリーの状態(ベータ)」の機能についての情報と併せて、「iPhone8系で互換パネルに交換するとタッチ操作が効かなくなる」という報告が相次いで寄せられています。

 

①iOS11.2.6以前で互換パネルを装着したiPhone8をアップデートする

②iOS11.3にアップデートしたiPhone8の液晶パネルを互換パネルに交換する

 

以上のどちらかの条件を満たすと、タッチ操作が完全に効かない状態になります。

画面表示やボタン操作、Siriによる音声操作等は問題なく行えます。

 

◯原因と対策

 

症状が発生する原因は、以前ご紹介したFeliCaのトラブルと同様に「互換パネル(コピーパネル)」を受け付けなくなるものですので、再生パネルを使用することで解消することができます。

 

また、弊社では新たに純正ICチップ付きパネルのお取り扱いを開始致しました。

これは互換品の液晶に純正パネルのICのチップ(FeliCaトラブルの原因となった部品)を乗せたもので、こちらでも問題なくタッチ操作が可能となっております。

純正ICパネルの詳細につきましては、弊社にお問い合わせ下さい。

 

 

 

◯過去のiOS関係の事例

 

iOSや新機能に絡んだトラブルは、以前からいくつか発生しています。

弊社ブログでも過去に何件か取り上げておりますので、以下に併せてご紹介致します。

 

☆iOS11.0.3以降の端末で、起動障害が発生する

 

iOS11の端末を修理する際の注意点

 

 

iOS11.0.3以上、iPhone7以降の端末において、作業後に

 

・起動時間が極端に長い、リンゴループに似た状態に陥る

・起動後、ホーム画面のタッチ操作にタイムラグが出る

 

等の症状が確認されています。

 

回避方法としては、ホームボタンと近接センサー・インカメラを接続した状態で起動すれば問題なく起動することが判明しています。仮組み・動作チェックの際にもコネクタを接続しておくだけで回避可能です。

因果関係の見られるパーツから、恐らくiOS11と同時に発売されたiPhoneXの「Face ID」に対応するため、個人認証用データの仕組みに変更があったものと思われます。

 

万が一、上記2点のパーツを修理中に破損させてしまった場合は、必ず症状が発生するようになってしまいます。

特にホームボタンは破損させてしまうと二度と使用できなくなってしまいますので、上記症状を併発してiPhoneとして通常使用不可能な状態に陥ってしまいます。分解の際には十分ご注意下さい。

iPhone7・8系の液晶パネルの分解とホームボタンにつきましては、コチラの記事も併せて御覧ください。

 

>>iPhone7 液晶パネル分解の注意点まとめ

 

 

 

☆iPhone7以降の端末で、FeliCaが使用不可能になる

 

iPhone7 液晶パネルの違いとFeliCaご利用の際の注意点

 

上述した液晶パネルのチップに関連した案件です。

 

iPhone7以降の端末用の互換パネルには、FeliCa(モバイルSuica)の機能に対応する為に必要となるチップが存在しないため、互換パネルに交換した状態でFeliCaを利用すると端末がフリーズするようになります。

 

回避方法としては、上記のiOS11.3のトラブルと同様に再生パネル、または互換品でも純正IC搭載のパネルであれば問題なく利用可能になります。

 

また、お客様と事前に確認、相談の上で、現在~今後もFeliCaを利用する予定が無いということであれば、ご了承頂いた上で互換パネルに交換することも可能かと思われます。

 

 

 

◯まとめ

iPhone修理中のトラブルは、修理業者樣であれば常に情報収集と再発防止に努めていただいていると存じます。

弊社は今後ともiPhone、iPad等パーツの品質や仕様、iOSアップデートによる仕様変更等々、修理に関する情報を収集、調査、お知らせしていきたいと考えております。

 

パーツの最新情報や毎日の修理の際にお気付きの点、お困りな事がございましたら、是非弊社までお気軽にお問合わせ下さい。