ガラス割れの検品はすごく大変。。ガラス割れ買取、リサイクル前の検品方法

皆さん、ガラス割れ修理にてご来店されたお客様のiPhoneを修理した後、元々のパネルが残るかと思います。そのパネル、どの様に処理していますか。ご存知の方も多いと思いますが、実はそのパネルを買い取ってくれる業者があるのです。
弊社もその業者の1つとなります。修理業者が増える一方でパネル買い取りの需要も上がってきております。そこで今回は、月間数万枚ほどガラス割れパネルの買い取りを行っている、弊社独自のパネル検品方法や見分け方などを詳しくご紹介いたします。

 

部屋を真っ暗にして作業開始

 

上の画像を見ていただけるとわかるか通り、部屋を暗くして作業をするのが基本となります。これは液晶のドット抜けや変色を正確に見抜く為の必須事項です。

 

試しに明るい部屋で変色のあるパネルをチェックしてみます。目を凝らして見れば、上記の赤丸の所が僅かながら青紫掛かっているのがわかるかと思います。

 

部屋を明るくした状態

 

部屋を暗くした状態

 

ご覧の通り一目瞭然です。

 

先ほどの青紫掛かった場所は特に目立ってわかりますが、その他にドット抜けも多数見られます。この様に暗い場所でないと見えない不良等が多い為、部屋の明かりの重要度がわかると思います。ちなみにこの細かいドット抜けは、ガラス割れパネルにはほぼ100%と言ってもいいくらい入っているのです。最近の業者は買い取りの際に割れパネルにランク付けをしている所が多いと思います。そしてA、B、Cとランクがあった場合、Aランクにつく事が少ないのではないでしょうか?

 

その理由は上記に挙げたドット抜けが見られてしまうからなのです。
業者が割れパネルを買い取りする際に金額がつく理由は、買い取ったパネルをその後再生できるからです。

 

ドット抜けの様な細かい問題は割れているパネルからすると亀裂が入っている部分や割れに目がいってしまいあまり目立たないように感じますが、これが新品ガラスの綺麗な状態で見ると非常に際立って見えてしまうのです。日本人は良い言い方をすると細かいことに目が行き届きやすく水準が高い為、この様なドット抜けが1つあっただけでも同じで金額であれば誰もその商品を買いたがらないと思います。なので、もしも買い取りパネルにドット抜けなどの液晶に問題がある場合、再生したとしてもその症状自体は再生後にも反映されてしまうので必然的に金額を下げて買い取らないと採算が合わなくなってしまいます。

 

実際に弊社でも同じ業者様からいっぺんに200枚程度買い取った際に純粋なAランク品が出る枚数は10%〜20%程度です。
なので、買い取りの際にAランクの枚数が以上に多いなどの事があるのであれば元々の買い取り金額を低く設定しているか、業者が無理をしているかの2択だと思われます。後者の場合売り手からすれば一見良い様に思えますが実はそうでもないのです。というのも、おそらくすぐにそこの業者が採算合わずに潰れてしまうか買い取りを辞めてしまうからです。月間ある程度の件数をこなしている店舗様などからすると長い目で見た場合、安定して買い取りをしてくれる業者のほうが探す手間や信頼など圧倒的に得な事が多いと思います。パネルを流す際の判断基準として1つ頭に入れておくのも良いでしょう。

 

さて、話がそれてしまいましたが再度検品方法のお話をいたします。
先ほどの液晶不良の点検は黒い背景の画像を使用しチェックしておりましたが(上記画像参照)その他にも検品時にはチェック項目別に黒、白、灰といった3色の背景を使用して点検を行います。先ほどの黒背景は液晶不良、ドット抜け、光漏れの確認

白背景は液晶LED部分の白抜け、液晶黄ばみの確認(下記画像参照)

灰色は液晶内部のホコリ確認

 

大まかに表示の確認は上記の通りとなります。

 

動作の確認

基本的に全機種共通ですが、ホーム画面アイコンの長押し(アイコンを移動させるモード)にて画面全体のタッチ状況を確認します。

 

 

 

 

その後6以降の機種は裏の液晶チップ部分を押し、再度全体のタッチ状況を確認します。これを行うことにより、一部タッチが効かなくなる部分が出る場合がございます。

 

 

 

一見自らパネルを壊しにいっている様に思えますが、もし仮にこれで壊れてしまう様なパネルの場合、再生後には100%タッチが効かなくなってしまうのです。それを未然に防ぐためにこちらは必須作業といえます。しかし、この作業をクリアしたパネルでも再生時にタッチが効かなくなってしまう物もございます。その際は液晶のタッチコネクタ自体を交換します。

 

ざっくり以上の様な流れでの作業となります。検品する枚数が枚数な為、1枚にかけられる時間もそう長くありません。(1枚1分かからない程度)しかし、検品をおろそかにする訳にもいきませんのでかなりの根気と集中力が必要となります。
一般的に認知されていない知識の為、今まで買い取り金額や枚数などに不満があった点など多々あったかと思いますが、この記事を読んでいただいて少しでもご納得いただけたなら幸いでございます。