スマートフォン修理事業者撤退が増加?現在の市場環境からの考察〜

 

弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。ブループリント、中村でございます。

 

「最近収益が、、お客様の数が激減して困っている」「お店を閉めようかと思っている」などの声を弊社へお寄せいただくことが多くなってきました。実際、ここ半年で「いつのまにかあそこのエリアの○○店なくなってましたよ」と聞いたり、「閉店するので余った在庫買取してもらえませんか?」とお問い合わせをいただいたり、弊社の繋がりのある店舗様の閉店などが現実に起こっています。皆様「なんでだろ?」「同じエリアに競合が増えすぎてパイの食い合いになってる」などなど様々な見解をお聞きしますが実際のところどうなのか私なりにまとめてみようと思います。

 

 

スマートフォンの出荷台数は右肩上がり

(参照元:数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)

iPhoneが2007年に米国で発売されてから2017年で10年が経過した。スマートフォンは国内外ともに急速に普及してきており、この傾向は他の情報通信端末と比較するとより明確になる1図表1-1-1-1)。

 

 

まずスマートフォンの保有数、出荷台数について見てみると堅調に右肩上がりで推移。上記の表は2016年までですがスマートフォンの保有数については2017年も増加、2018年も増加予測(下記URL)をMM総研が発表しています。

 

 

(参照:2017年度通期国内携帯電話端末出荷概況))MM総研では2018年度の総出荷台数を前年度比2.0%増の3,820万台(うちスマートフォン3,360万台)と予測する。以降は2019年度:3,790万台、2020年度:3,930万台、2021年度:3,890万台と予測する。

 

メインターゲットのiPhoneの出荷台数とメーカー別シェア

 

スマートフォン修理事業者の大半はメイン顧客のターゲットをiPhoneユーザーにおいて集客の対策をしています。つまり単純に考えるとiPhoneの出荷台数の減少=顧客の減少になりますのでiPhone(Apple)の国内シェアと出荷台数をMM総研が発表していましたので見てみます。

 

2016年メーカー別シェア

(参照:2016年国内携帯電話端末出荷概況))スマートフォン市場におけるメーカー別出荷台数・シェアは1位がAppleでシェア54.1%となった。以下、2位:ソニー、3位:シャープ、4位:富士通、5位:京セラの順となった。

 

2017年メーカー別シェア

(参照:2017年度通期国内携帯電話端末出荷概況))スマートフォン市場(SIMフリー含む)の出荷台数シェア1位はAppleでシェア49.9%となった。以下、2位シャープ、3位ソニーモバイル、4位Samsung、5位富士通の順となった。

 

 

※国内におけるiPhoneの出荷台数推移

2017年度 1625万台
2016年度 1588万台
2015年度 1531万台
2014年度 1542万台
2013年度 1443万台
2012年度 1066万台

 

 

おっと、、業界的に客数が全体的に減っているので最近良くニュースで取り上げられている低価格帯のAndroid端末のシェアが伸びて出荷台数の鈍化もしくは減少しいるのではないかと思いましたがシェアも5%減少しただけで出荷台数は増えてますね。※SIMフリー端末については中国のHuaweiがシェア1位

 

 

台数増えているのになぜ市場が落ち込んでいる感じがするのか?

 

これだけ見るとめちゃくちゃ成長産業じゃん!!しかもApple以外のメーカーも含めたら台数も増加しているからチャンスはまだまだありそう!なぜ既存の修理店が苦戦しているのかさっぱりわからん!となりますね。そしたら何が原因なのでしょうか?もう少し別の角度からデータを拾ってみることにします。

 

 

iPhoneの検索ボリューム減少傾向(過去5年)

 

 

 

修理事業者様はご存知の通りこのビジネスの顧客へのリーチ・集客の方法の大半がインターネットでの店舗への誘導に依存しています。おかげでリスティング、SEO、MEOなどを取り扱っている広告代理店からの営業電話がエグいくらいなりますよね。笑

 

 

Google Trendsで【iPhone修理】の検索ボリュームを出したら2016年8月〜9月頃をピークに少しずつ減少していっていますね。「確かに!このトレンドの通り客数が減っていってる!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。私はこの推移を見てトレンドがドンピシャ過ぎてびっくりしました。笑

 

 

実際2012年〜14年頃までは大都市メインで店舗ができはじめ2015年〜2016年頃に地方も含め大きく店舗数が増加したイメージがあります。実際この頃弊社運営直営店舗は店舗を回しておけば単価も高くガッツリ営業利益が残った感覚があります。笑トレンドでもいきなりがくんと落ち込んでいますが2017年1月入ってからあれ?って思うくらい客数が落ちて「うわ〜やばい、、どうしよう」と思った記憶がございます。笑

 

スマートフォンの出荷台数が増えているせいか【スマホ修理】というワードの検索ボリュームは緩やかに上昇していっております。2016年頃まではあまりみなかったiPhone以外のAndroidなどの修理も全面に広告を打ち出している業者も最近では増えました。

 

なぜ台数伸びているのに検索ボリュームが下がっているのか?

 

ここまでのデータを見ているとiPhoneの出荷台数が増えていてユーザーも増えているはずなのになぜ検索するユーザーが減っているのだろうということになります。顧客一人あたりの粗利単価が全体的に下がっている要因は競合性が大きく関係していると納得できますが、需要が減少している要因はパッとは思いつかないですよね。

 

弊社も需要減少で厳しかったのは他社様同様例外ではありませんでしたが、色々試行錯誤をしたうえでなんとか毎年売上は右肩上がりを維持して会社自体は安定的に収益を出せる体制にはなってきたかな?と思っていています。(3月決算ですが今期4月〜7月前期の営業利益を超えました。前期が良くなかったのとこの後凹まなければですが・・・笑)で若干長くなりそうなのでその辺の一部ノウハウ含めて次回のブログ更新で減少要因と対策などを掘り下げてみたいと思います。