一大計画グレーターベイエリア

一大計画グレーターベイエリア

 

 

世界で一番長い海上橋『港珠澳大橋』

 

 皆さんこんにちは!

 

皆さんは世界三大ベイエリアをご存知ですか?

サンフランシスコ、東京、ニューヨークです。 東京が入っていますね(笑)

 

しかし今これに対抗しようか、またまた超えてしまうのではないかというものが計画されています。

 

それは、中国の南部にできる予定のグレーターベイエリアです。

これは簡単に言うと、中国の華南(広東省の9つの都市と香港、マカオ)エリアで人口7000万人に近い巨大都市圏をつくる構想を立てているということです。 一国二制度を適用している香港、マカオも加えることでより深い関係の構築と、経済発展を目論んでいます。

普段日本にいると、どうしても北京や上海に目が行きがちですが、今華南エリアがとても注目されているのです。 今回は大計画グレーターベイエリアがどんなものかを見ていきましょう。 これであなたも今の波にのれます!

1グレーターベイエリア構想とは?
2注目は広州、深圳、香港、マカオ
3不安な声も、、、
4今後の課題

1グレーターベイエリア構想とは?

グレーターベイエリアは、香港、マカオの2つの特別行政区と、広州、深圳、珠海、仏山、中山、東莞、恵州、江門、肇慶の広東省9つの都市で構成されています。 これらの都市は中国全体の約12〜13%のGDPの割合を占めています。 2030年までにはこれらの都市がモノや人、製造、イノベーション、輸送、貿易、金融その他様々なサービスを結びつけて、強大な経済圏を作る計画は世界を脅かすような存在になると思います。

2注目は広州、深圳、香港、マカオ

広州、深圳、香港、マカオ4つを含むグレーターベイエリアは中国の華南に位置します。 まず注目は中国の四大都市北上広深のうち2つの都市広州と深圳です。

世界一長い港珠澳大橋

自動車製造やハイテク産業の中心地で中国有数の商業都市である広州は製造業だけでなくグレーターベイエリア構想で交通の面で玄関の役割があります。 2018年9月に広州と香港を結ぶ高速鉄道ができました。 これによって、広州、香港間は2時間から50分ほどで移動できるようになりました。 10月には広州ではないですが、広東省珠海と香港、マカオを結ぶ全長55キロの巨大な橋ができました。 これは世界で1番長い海上橋になりました。 広東省の各都市と香港、マカオへの陸路の距離が一気に短くなりました。

アジアのシリコンバレー深圳

電子産業の集積地、またイノベーション都市として名がある深圳。 2017年の中国の国際特許件数はアメリカに次世界第2位。 深圳はその中国の国際特許件数の約46%を占めています。 外国からの技術、人材を取り入れ急成長した深圳は今後もより一層経済発展に欠かせない存在になりそうです。

国際的な貿易、金融センター香港

アジアの中継地として、金融の国際的な役割もある経済力と観光客も多い魅力のつまった香港。 香港が広東省の各都市との結びつきを強固にしていくことは中国本土、香港ともに大きな成果が出ることでしょう。

観光の地マカオ

マカオは観光業及びカジノが政府歳入の80%以上を占めています。 名目GDPも成長は止まっていません。 2005年から2015年までの10年間で約3.8倍も伸びています。

3不安な声も

中国本土との一体化が進むにつれ、香港の中国への警戒感が強まっている現状があります。 一国二制度のもと、高度な自治が認められてきた香港では、これまで独自の法執行が認められ、中国側、香港側ともに「出入境審査」が行われていました。 しかし、高速鉄道の開業に伴い香港側の駅に、中国側の審査場が設けられ、中国の警察や税関の職員が常駐して業務にあたることになりました。中国側の審査場では様々な表示が香港で使われる中国語「繁体字」ではなく、本土で使われる「簡体字」に変わり、まるで香港にいるはずなのに中国本土にいるような感覚になります。 このため、中国にひとたび香港での法執行を認めれば、今後の一国二制度の在り方に影響を与えかねないとして反発もする声も上がっています。

4今後の課題

一国二制度と広東省のベイエリアという、世界三大ベイエリアを脅かす条件は揃っていると言えます。 しかし高度な自治を認めてきた香港と中国本土との関係に逆に溝が出来るようなことがあっては本末転倒です。 お互いの利害が一致するような計画に進めていけるのか。 また国際的な金融、貿易、物流の中心を作り上げていくこと、安全で快適な公共サービスを提供し、交通が便利な近代化都市群を作り上げることが求められます。 外国との関係も大切です。 現在アメリカとの貿易摩擦が長引き、景気の減速傾向が続く中国。先日行われた全人代でも2年ぶりに成長目標を下げました。 私たち日本とも密接関係があるので、今後の動きに注目です。