深圳に自動運転バス誕生か

「試運転をしている自動運転バス」

深圳は今やアジアのシリコンバレーとして知られ、そのハイテク力は世界が注目する。その中でも注目されているのが自動運転バスだ。現在はまだ試運転中だが、これから世界で最初の自動運転バス運行を目指している。今回はそんな深圳の自動運転バスについて探っていこうと思う。

1世界が注目!自動運転バス
2自動運転バスの仕組み
3今後の自動運転バスの動きは?

1世界が注目!自動運転バス

現在深圳市福田保税区にて試運転が行われている自動運転バス。皆さんはご存じだろうか。このまま運転が実現すれば公道における自動運転バスは中国はもちろん世界で見ても初めてだ。世界的なニュースになる。深圳は地下鉄の総距離では北京、上海に劣っていたが、ここで世界に先駆けるイノベーション都市の姿を見せた。このバスはアルファバと呼ばれ、国家智能交通システム研究開発センターと深圳バスグループが共同で開発を行ってきた。

この自動運転バスの開発に携わっている6つのチームのうち実に4つは深圳の企業であり、この自動運転バスは100パーセント国産のものでできている。自動運転バスの仕組みについて触れていきたい。深圳は今まで外部からの高度人材や技術、物をうまく利用する形で出来上がってきているとも言えるが、国内のもので新たにアイデアを形に作れるのは深圳のスピードがあるからではのことだ。

2自動運転バスの実態とは?

なぜ深圳なのか

深圳は既得権者のいない人口の街だ。先駆けたものがすぐに試され、ここ数十年の間でものすごく変わってきている。2016-2017年には深圳市内を走行するバスはほぼ全てが電気自動車で、もちろん各地に電気ステーションがたくさんできている。日本でも深圳で使われている電気バスがすでに使われているのはご存知だろうか。これは日本だけでなくアメリカやロンドンでも使われているのだ。そんな先進的なモノを生み出す深圳だからこそまた今回の自動運転バスが試され、そして今後に注目されているのだ。

自動運転バスの仕組み

深圳で試運転をしているアルファバは運転席が備え付けられており、人が運転することも無人運転もできるようになっている。試運転の期間では万が一のために運転手が常時同乗している。車両の数も日に日に増えているようだ。スピードは走行する道の法定速度マイナス10キロで走る。もちろん自動運転バスアルファバは無人運転が可能になる予定だが、無人と言うよりは運転手を助けるための自動運転バスだそうだ。アルファバには7種類の車載センサーや9つのレーダー、AI、GPS、前方部にカメラが2つ、視覚認識計算などがあちこちに装備されている。これによって周りの環境を察知している。自動運転が可能になることで、運転手の疲労をかなり軽減することができる。バスの事故はバスの運転手の心身の影響で起こるものが数少なくない。しっかりとした整備された自動運転バスが誕生するとなれば、安全性はグンと上がっていくだろう。自動運転バスは時間通りに各バス停に来るように目指している。時間に正確になれば乗客の利便性につながる。安全性と利便性は公共交通機関には欠かせない重要な条件であるだけに、自動運転バスには期待が高まっている 現在では中国国内でキャッシュレスが当たり前になっている。自動運転バスはそれに合わせて切符もオンラインでの決済のみだ。

3今後の自動運転バスの動きは?

緊急停止、速度、障害物への対処、バス停への停車その他安全面など、通らなければならない政府が要求した項目はもうすでにクリアしている。こうみると走行する分には問題はなさそうだ。

しかし実際に走行する場合は他の車はもちろん、人や自転車も考えてその場その場の状況に合わせて運転する必要がある。中国では人は大通りでも当たり前に信号無視をする。ましてや北京などの大都市では交通量も多く、絶対に失敗は許されないので現段階では今後の実現の可能性はもちろん実験すら難しい状況にある。 やはり人間のようにコンピュータが運転するようになるのはまだ日付が確定できない未来の話だ。

もちろん工場で稼働するロボットのように、毎日毎日同じ動きを一定に繰り返すのなら今の技術力でも十分に可能だ。しかし、自動運転バスが毎日運行する社会で暮らすことを実現するには、技術だけでなく、法整備も含めた多くの側面を含めた環境整備が必要になる。今後はより実現化することを意識して、本当に人間が扱うように自動運転バスが運行できるのかどうかが鍵になるだろう。