MUJI HOTEL銀座じゃなくて○○

 

 

 

 

 

 

今回は今まさに話題のMUJI HOTEL について紹介していきたいと思う。しかしそれはあの!銀座にできたものではなく、深圳にあるMUJI HOTEL についてだ。

 

1MUJI HOTELとは?
2MUJI HOTELは深圳が第一号店
3深圳のMUJI HOTELのコンセプト
4ではなぜ深圳なのか
5無印が中国で成功している訳

 

 

 

1MUJI HOTEL とは?

 

 

 

 

そもそも MUJI HOTEL とは名の通り無印良品のホテル版だ。無印は”旅や移動は、くらしの一部になりました。旅はいま、非日常から日常に、参加するものからつくるものへと変化しています。MUJI HOTELには、高額で過剰なサービスも、質を削りすぎた殺風景な客室もありません。ちょうどよい価格でよく眠れ、旅先の体と心を整える空間と、宿泊する方と土地を自然とつなげるサービスを用意しました。タオルの手触り、コンセントやスイッチの配置、レストランのメニューの一つひとつが、よい旅の土台でありたいと思います。”MUJI HOTEL を定義している。無印のあり方がそのままホテルサービスに結びついていると言えるだろう。

 

 

 

 

2MUJI HOTEL は深圳が第1号店

 

 

 

皆さんもご存じだろうが、日本では先日MUJI HOTELが4/4にオープンした。日本初となるMUJI HOTELは銀座のドン真中にできたということで無印のシンプルでお洒落なイメージと銀座の高級感溢れる街並みが上手くマッチングしていて、人々の注目を集めている。海外の旅行者も多数来るであろう。無印は日本の企業であり、銀座に1番最初にできたと思っているかたは多いだろう。しかしMUJI HOTEL 第1号店は中国の深圳なのである。

 

 

 

3深圳のMUJI HOTEL のコンセプト

 

 

 

 

ではなぜ日本ではなく、中国それもまた深圳なのか。

 

 

 

 

世界第1号店となったMUJI HOTEL は中国広東省深圳市の中心地にある「Upper Hills」内。2018年の1月にできた。二階にはレセプションとMUJI ダイナーを導入。朝食から夕食、カクテルなどが楽しめる。2-3階は無印の店舗が入る。そして、4-6階に5つの部屋のタイプからなる計79室の客室がある。深圳MUJI HOTEL のコンセプトとしては”ビジネスでも、観光でも、長期滞在でも、旅の土台には眠りがあります。旅先での緊張をほぐし、心地よい眠りへとみちびく間接照明や、コイルが寝姿勢に合った最適な硬さを実現するマットレス、お風呂上がりの肌をやさしく包むバスタオルなど、ふだん以上に安らぐ空間を考えました。”と謳っている。

 

 

 

 

4ではなぜ深圳なのか

 

 

 

 

 

深業集団との出会い

 

 

 

 

 

深圳に立てたのには深業集団との出会いが大きいようだ。

 

深圳のMUJI HOTEL は地元ディベロッパーの深業集団が運営する複合商業施設「深業上城」に入居している。無印は内装デザインをプロデュースし、運営は深業集団が担当している。 わずか30年の間に小さな漁村から1400万人の人口の大都市なった。深センは中国最初の経済特区として急成長を遂げ、テンセント(騰訊)や ファーウェイ(華為)のような中国を代表するテック企業が集積、「アジアのシリコンバレー」とも呼ばれる。また、香港に隣接しており、陸路で移動できる。最先端を目指して国内外からも人材が多く集まるようになっている。だから、日常がめまぐるしく変化していくイノベーション都市深圳に建設したのだ。

 

 

無印の中国の軌跡

 

 

 

 

 

無印は2005年、上海に無印良品の中国1号店をオープン。その8年後の2013年末に中国100店舗を達成し、その後出店スピードを加速。昨年末に200店舗出店を達成した。近年よく中国人の所得水準が上がってきていて、モノ自体は足りてきているという。それよりもモノの質を求めているのだ。そんな状況でもあって、日本のハイクオリティーなブランドに人気が高まっている。まさにMUJI HOTEL のコンセプトである「アンチゴージャス、アンチチープ」にあっている。無印の2017年2月期の決算は、2期連続で最高益となったが、中でも中国事業は売上高に相当する営業収益の約16%を占め、大きく貢献している。深圳のMUJI HOTEL はそこの場所自体が1つの観光地として捉えられているのだ。最寄りの駅からも遠いし、周りも人は多くはない。しかし、MUJI HOTEL のビル内に入ると人は増える。記念撮影、無印にショッピングの目的で来ている人もいて、観光客以外の方にもターゲットにしている。

 

 

 

 

5無印が中国で成功している訳

 

 

 

 

経済状況が影響していた 中国で今や240店舗を誇る無印。

なぜ成功しているのか。

 

 

 

 

ポイントは若者の心を掴んだことにあった。1990年代ごろまでの中国では衣料が足りるかどうかというくらい生活でいっぱいな部分があった。数字で見ると1990年の一人当たりの実質GDPは、日本の約3万米ドルに対し、中国はわずか1516米ドルだった。2014年になると、日本は3万5635米ドルで中国は1万2599米ドルと8.3倍も増えた。要するに今の二十代から三十代の若者の時代というのはそれまでとは全然違うものだ。昔は実際意識的な面でもほとんどの人はファッションなどには興味がなかったのだ。ファッションを重視することには否定的な部分もあった。よって今の五十代、六十代の人々にとっては無印の特徴でもあるシンプルな部分に魅力をあまり感じないのである。カラフルさが足りなかったり、地味、割高などの意見が出る。しかし今の若者は経済的に恵まれている人が多くまた、インターネットの普及により海外との接触が多くなった環境の下で育ってきたためより個性を出すように変わった。自分の両親世代の普通にとらわれず、また他の人と同じことを嫌い、カラフルなものに手を出さずシンプルな色をオシャレと思うのだ。

 

 

 

経験価値を生み出す無印

 

 

 

 

経験価値とはモノの物質的な価値ではなく、そのサービスを実際に使用して得られる価値のことを言う。気分が上がったり、欲望が満たされたり。無印はこの経験価値を与えることが出来るのである。これは若者が真に求めていたものだ。これから中国に進出する企業も、質だけでなく、経験価値を与えられるようなサービスを提供することが今後鍵になるだろう。