iPhone偽物端末!?修理業者が全分解してみた!!!
そもそもiPhoneの偽物端末をなぜもっているのか?
弊社はiPhoneなどのスマートフォン買取事業も行っており、毎日iPhoneの買取を店舗にて行っています。その中で普段通り見積もり動作確認をし買取を行ったつもりだったのですが、、、
なんとその中にプロの目もしのぐ偽物端末の混入が発覚しました。
同業他社様、この記事をみていただいている読者様が被害に合わないよう徹底解説をしていきます。
偽iPhoneの外見の違いと詳しい見分け方
画像左:iPhone7の外箱::画像右:iPhone6sの外箱
外箱を写真でみた限りでは全くわかりません、
実際に拡大して見ると印刷のズレ,印刷の粗さなどがわかるのですが
実際に商品を手に取れない通販サイトでは見分ける事は困難です。
ただし、偽物端末によるかと思いますが今回の偽iPhoneは外箱の作りが甘く箱の背面は
純正iPhoneに比べ大きく異なっていました。
画像左:純正品のの外箱::画像右:偽iPhoneの外箱
上記写真をみてわかるように、偽iPhoneは英語表記であったりIMEI(個体識別番号)が記載されていません。シールの取り付けかたも若干斜めっているような、、、(笑)
付属品も完璧なコピー商品
付属品は新品で揃っていました!!!
が、、、、
実際に手にとって確認をしてみると、、、
純正にに比べて少し軽くチープ無作りです。
ですが普段からiPhoneの買取で付属品を触っているスタッフでも、よく確認をしないと
見落としてしまうレベル…
写真に写っているもの全てが偽物です。
画像左:純正品のイヤホン::画像右:偽iPhoneに付属のイヤホン
持ってみると偽iPhoneの付属イヤホンが少し軽く、純正のイヤホンと比べればわかるのですが
偽物をいきなり渡されたら自信を持って当てられる自信はないです。
音質までの聴き比べは今回していないですが、おそらく外見で見分けるより音質の聴き比べで
見分ける方が難易度は低いと思います。
その他付属品、充電ケーブル・充電アダプターに関しても全て偽物でした。
イヤホンなどに関しては危険性の面でまだ安心はできますがコンセントやケーブルなどの
充電関係は最悪の場合、発火の危険性があるので十分に注意が必要となります。
偽iPhoneの内部を丸裸に
先ほど外箱や付属品の段階で、偽物ばかりとかなりヤバイ状態でしたが肝心の偽iPhoneの内部は
どうなっているのでしょうか?実際に分解しながらみていきたいと思います。
まず最初にiPhone6sのフレームなのですがiPhone6sは背面のSの下にIMEI(個体識別番号)の
記載が通常であればあるのですが、偽iPhoneはフレームから偽物なのでIMEIの記載がありません。
中には偽物端末であってもフレームにIMEIを刻印している場合もあると思うのでIMEIが刻印
されていたからといって、本物である核心にはなりませんのでご注意ください。
iPhoneを開けてすぐに見えた互換パーツ
iPhoneを分解する前から気づいていたのですが、液晶の色味が悪く100%コピーパネルが
取り付けられていると思っていました。
実際に開けてみるとやはり液晶はコピーパーツが入っていました。
液晶パーツもとても安いパーツが使われており、偽iPhoneをなるべく安く作成しようとしている事が
わかりました。そのほかにも謎のシールが貼られていたりと、、
さすがに細かいパーツまでコピーパーツではないですが一度取り外された形跡があったりと
中古端末や故障端末からの流用品である事が伺えます。
どこまで流用品なのか細部まで確認したくなってしまい全てのパーツが確認できるまで分解を行いました。
偽iPhoneを基板まで外してみる
実際に全てのパーツが確認できるまで分解を行いました。
基板とバッテリーに関してはiPhone純正の物で基板との整合性がとれましたが
その他の細かいパーツに関しては純正のパーツであるものの他の端末、ジャンク品などからの
パーツどり、いわゆる取り外し品となっていました。
通常では市場に出回らない物です。iPhoneの基板に関しては純正品のものが使用されているので
通常使用は可能ですが、外装が新品なだけで中身はボロボロです。
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